2019年9月
認知症の人は転倒しやすいですか?
という質問を受けることがあります.
ここで,「はい」か「いいえ」で答えることは簡単です.
しかし,もし「はい」と答えたときに「その根拠はなんですか?」
とさらに聞かれたとき「ん~・・・」となってしまいます.
というわけで,65歳以上の人を対象に認知機能と歩き方について検討してみました.
調査方法は
を歩いてもらい,その時の重心動揺(ふらつきぐあい)を加速度計を使って測りました.
その結果,認知機能が低下しているほど二重課題歩行がふらつくというものでした.
普通歩行ではふらつかないが,二重課題歩行でふらつくのは,二つの行為を同時に行うのが苦手で,こういう人は認知機能が低下しているということでした.
つまり,認知機能が低下している人(経度認知障害や認知症)は何かしながらあるくと転びやすいのではないか.ということが明らかになりました.
この取り組みは下記の論文で報告しています.
井上忠俊,上城憲司,原口健三,鈴木明宏,納戸美佐子,中村貴志.地域在住高齢者における認知機能と歩行の変動性を含めた生活機能との関連の検討.日本臨床作業療法研究.4.70-75.2017.
https://kenkyuukai.m3.com/journal/journal_contents.asp?j_type=0&id=2566&co_id=43936&s_id=848&file=1
作業療法士:井上
ふとフロアを見渡すと…
手前は洗濯物を畳んでくださる方
奥では明日の利用者様の名札を準備してくださる方
パズルに取り組まれる方
看護師さんの体操に参加される方
そして…
皆さん思い思いに過ごされていたそんな南風の午前中(●´ω`●)
「あの人ニンチだから」
「ニンチの人でしょ?」
「ニンチ進んじゃったね」
「ニンチがあるから」
良く聞く言葉です.なぜか福祉現場で働く人は認知症をニンチと略す場面を良く耳にします.
しかし,認知症をニンチと呼んではいけないと思います.なぜなら・・・
言われて傷つく人がいるから
これに尽きます.
「みんなの介護」で行われた調査でも,認知症の方,そのご家族の方に質問です.病名を「ニンチ」と略され不快に思ったことはありますか?というアンケートに対して,「ニンチ」と言われたことがある780人中,過半数を占める77%(606人)が「不快に思ったことがある」と答えています.
理由は,「ニンチ」という言葉に
「差別的なニュアンス」を感じる.バカにされていると思う.隠語っぽいと感じる.」
という意見が上がったそうです.
これらの情報はすべてインターネットに掲載されているものです.
つまり,医療・福祉の専門職以外の人である一般の人でも簡単に知りうることができる情報です.
ライセンスを持つプロがネットの情報を知らない.というのであれば,それは専門職の信用を失墜させる行為だと思います.
認知症という名称は2004年に議論され,痴呆という名称から変更されました.
1)侮蔑感を感じさせる表現であること.
2 )痴呆の実態を正確に表していないこと.
3 )早期発見・ 早期診断などの取り組みの支障になる.
上記の内容が指摘されたためです.
こういった名称変更の理由があったにもかかわらず
2004年以前から医療・福祉の現場で働いている人にも「ニンチ」呼ぶ人がいます.
なぜ,認知症という呼称変更がなされたのかを知らないのでしょうか?
インターネットに出ている情報さえ知らないのでしょうか?
認知症の方を「ニンチ」呼ぶ人がいて,その人が医療福祉の現場で働く人であれば,
「圧倒的に勉強不足の人」と思って下さい.
参考資料
https://www.minnanokaigo.com/news/kaigo-text/dementia/no46/
http://www.gc-lifetime.co.jp/column/4
http://www.caresapo.jp/fukushi/blog/wada/2013/10/post_326.html
とうとうやって参りました!
職員が首を長~く、キリンのように長~~くして待っていた『新車🚐』がやってきました~!!
見てください!この重厚なボデェ(*’ω’*) サイドにはしっかりと『南風』の文字と光輝く『なでしこ』のマークが!!
今まで『暑い日も寒い日も晴れの日も雨の日も風の日も雪の日も18年間休まず利用者さん・職員を乗せて、頑張って走り続けてくれた旧リフト車さん、今まで頑張ってくれてありがとう~また会いましょう~(ノД`)・゜・。
9月11日・12日と二日間開催されました。
毎年職員さんが、テーブルにメッセージを書いてくださいます。
おひとりおひとりに日頃の感謝とお祝いを込めてご挨拶(#^.^#)
今年は紅白戦でした。日々練習を重ね・・と言いたいところですが、
毎度直前での打ち合わせで本番に臨みます(*^-^*)
恐ろしい映像です(‘Д’)
何者ですかぁ~( ;∀;)
職員の芸にも磨きがかかってます( ^)o(^ )
皆さん大笑い!(^^)!
「良かったよ・・たのしかった・・」と皆さんの笑顔・お言葉がうれしくて
芸人魂に火が付くのです
来年も皆さんと敬老の日を一緒にお祝いしたいですね・・
あっという間の二日間でした。
敬老会担当のMさんYさんお疲れさまでした。
今日はぐっすりZzzでしょう・・( 一一)
南風農園では季節の野菜をみんなで作ってます。
耕したり、雑草を取ったり、水やりをしたり・・
毎日誰かが畑のお世話や窓から成長ぶりを見ています。
なんとスイカの出来上がり(‘Д’)
さてさて切ってみましょう・・中身は
出てきたのはまぁ~真っ赤
スイカとポーズ
みんなで作った野菜は喜びが倍増です(#^^#)
次は何が収穫できるか・・お楽しみ~
PS その後スイカは職員がいただきましたぁ~”(-“”-)”
生活機能訓練特化型デイサービス南風の手すりはとてもきれいです.
過去の脳卒中により左上下肢に影響が出ている.
若いころからずっと働いてきた.
家族のために.
腱鞘炎は働き者のしるし.
何事も多くを語らずにもくもくと頑張る.
南風では生活機能向上訓練として,生活に繋がる作業を行い
「福点」というポイントを稼ぎ,様々な報酬的行事への参加や,飲食物を獲得できる
社会で普通に行われている営みを再現した「福点プログラム」を実施しています.
そこで,上手に動かせる右上下肢と,巧みな車いす操作を実現しているこの利用者様に手すりの掃除をお願いしてみた.
利用日には必ず手すりを掃除してくれます.
誰に頼まれずとも主体的に掃除してくれます.
この利用者様が右手でつかんだのは布巾や手すりだけでなく手すりを掃除するという役割
役割はやりがい・生きがい,そして,自分の居場所の獲得に繋がると思います.
みんなが使う手すりはいつもきれいです.
これは決して当たり前のことではない,当たり前と思ってはいけない.
南風は生活機能に焦点を当て,作業ができるように,作業で介入する
生活機能訓練特化型デイサービスです.
今日も南風の手すりはとてもきれいです.
作業療法士:井上
脱衣室から出てくると・・・
ん・・・
4名でキャッチボールをされてました!(^^)!
職員がボール投げしましょう・・・・
皆さん集まってください・・・
なんて声掛けなんてしてないんですよ。
皆さんが集まってきて「ホイ・・」「エイ・・」など言いながら笑顔でされてました(#^^#)
そして・・
玄関の入口では、散歩から帰ってきたお二人がお茶を飲みながら楽しそうに話されてました。
フロア内でみられる光景に何だか心がほっこりしました(*’▽’)