おはようございます!
今回は「漢字パズル」についてお伝えします!
漢字パズルは南風の機能訓練の1つです。
ペットボトルの蓋に漢字を書いて、読み仮名が書いてある箱に乗せていきます。
職員さんの手作りでたくさんの種類があり、利用者様にとても人気なんですよ!
いくつかご紹介します!
まずは初級のパズル。
南風近辺の地区の名前など、利用者様に身近で簡単な漢字を集めました。
初めて南風に来られた方、漢字が不得意と感じていらっしゃる利用者様が取り組まれています。
重度認知機能障害をもつ利用者様でも、職員と一緒だと最後まで並べることができるんですよ!
続きまして中級のパズル。
初級と同様の常用漢字ですが、ピースの数が多めなので集中力が必要となります。
初級のパズルが簡単と感じられる利用者様、パズルが好きで集中してできる利用者様が取り組まれています。
他にもピースが50個もある、ひらがなパズルもあります!
こちらは上級編です。
動物の漢字、花の漢字、魚の漢字などなど、学校では習わない難しい漢字をそろえています。
主に、上級にチャレンジしてみたい利用者様、漢字が得意な利用者様などが取り組まれています。
箱の底には答えを貼っており、上級が難しいと思われる利用者様も取り組めるような工夫をしています。
最後は特級偏!
上級のパズルでは物足りない利用者様、もっと難しいパズルに取り組んでみたい利用者様向けに、もう1つ上のレベルをご用意しました。
その名も「分類分けパズル」です!
いろんな言葉が書かれたピースをそれぞれ共通するところに分けていくパズルです。
正解が無いことから漢字パズルより難しくなっています。
写真の「海・陸・空」と「春夏秋冬」があります。
ピースの言葉が何なのか思い出したり、それがどこに所属するか考えたりして、利用者様同士で協力して解かれている様子もよく見られます。
以上、漢字パズルのご紹介でした!
初級~特級までレベル別に分けましたが、実はほとんどの利用者様が特級の分類分けパズルまでできるんです!
職員が知らない漢字もスラスラと並べられて、本当に驚きます!
パズルは頭を使うので、認知機能低下の予防につながります。
いわゆる「頭の体操」として取り組んでもらっています。
しかし効果はそれだけではないようです。
利用者同士で「これ何やったっけ?」と聞きあったり、終わったパズルを交換されたりして、他者交流がより促進します。
「私にもパズルちょうだい!」と積極的に声掛けしてくださる利用者様もいて、活動意欲が上向きになります。
ペットボトルの蓋をひっくり返したり、正面を向けるために調整したりする細かい作業で指を頻回に使って脳を刺激できます。
いろんなところに効果が出ますね!
パズルって奥が深い!
箱とペットボトルの蓋があればすぐにできるので、皆さんも作ってみてはいかがでしょうか?
そんな機能訓練の漢字パズルをお届けしました。
では、次回をお楽しみに!